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新規事業コラム
2022.03.01
事業計画を立てる
事業立ち上げ&推進

新規事業プロジェクト立ち上げ!意外と見落としがちなポイントは?(後編)

「新規事業ってゼロから何をすればいいのだろうか…」このようにお悩みの方は大勢いらっしゃるかと思います。

ここでは、新規事業が「どうして失敗するのか」「他の企業もやりがちな失敗の共通点はなんだろう」というポイントをまとめています。

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⑥事前準備が不十分

当たり前…と思われる見出しですが、多くの事業は、小さな準備不足が積み重なって大きな躓きになり、結果的に失敗へと繋がってしまいます。

マーケットの状況、競合他社の動向、自社エリアでの展開イメージ、社内でのリソース確保、販売チャネルの開拓…など、分析シミュレーション、実行という仕組みの構築が必要です。

ニーズの確認と商圏ターゲット人口や売上の推計、適正な価格など繊細なリサーチを怠って見切り発車をしてしますと、後々に整合性が取れなくなったり、余計な回り道をしてしまうことになります。

⑦詳しい人材・経験のある人材がいない

ほとんどの会社では、新規事業立ち上げ経験が豊富なベテラン人材というのはいないでしょうし、新規事業の分野に明るい人材もいないと思われます。
”これまで取り組んでいない新規の”事業なのですから当たり前ですね。

ですから、新規事業チームに突然配属されてたり、リーダーに抜擢されても、考える範囲が広すぎて「まず何をすればいいのか・・・?」と混乱してしまう人が多いはずです。

必要な知識を持っている人材を適宜雇い入れたり、外部パートナーとなってもらうなど、
限りある資金の中でも優先順位をたてて投資していく選択肢を持ってください。
能力はチームで補い合いながら進めていくべきですが、新規事業開発は通常業務と違い特殊な現場ですので、能力不足が原因で致命的な欠陥を見つけられなかったりということも起こる可能性があります、

⑧資金の不足

新規事業は、そのプロダクトがマネタイズするまではほとんどの事業が赤字です。
そのなかで資金調達や投資が必要になってきます。
ニーズも売れる見込みも立っているのに、肝心の資金不足が原因で撤退ということも多くあります。そうなると準備にかけた投資も無駄になってしまいますので、最低限資金面は考慮しながら計画的に準備を行ってください。

⑨チームの士気の低下

新規事業は事前の準備がモノを言います。商品の研究開発や、市場規模・ニーズの調査が重要ですし、立ち上げから軌道に乗るまでもすぐにとはいきません。

新規事業を立ち上げる初期段階では、チームのモチベーションが高くても、
なかなか事業化のめどが立たなかったり、コストだけがかさんで成果が出ないと制人を感じて社内的な立場も悪くなることがあり、結果的にチームの士気が下がってしまうことがよくあります。

新規事業は通常業務のようにマニュアル化されているわけではありませんから、チーム内の熱やそこから生まれるアイデアとトライアンドエラーは、目には見えない重要な成功要因です。

適宜、マインドセットを行い、事業の方向性やその必要性を確認して、経営者のかたにはモチベーションの維持に注力して頂きたいです。

⑩事業にこだわりがありすぎる

これはいいアイデアだ!と閃いたり、長い間構想を練ってきた事業だったりすると、
その事業に対して愛着があることもあるかと思います。
しかし、その気持ちが強すぎると客観的に状況判断ができず、撤退すべき状況なのに未練が判断の邪魔をしてしまう、ということがままあります。
一歩離れた視点からその事業を分析したり、第3者の意見に耳を傾けたりして、客観的な視点を常に失わないことが重要です。

以上、新規事業え意外と見落としがちなポイントを10個に分けて解説してきました。
みなさまの新規事業立ち上げの一助になれば幸いです。

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執筆: B-search

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