New business Column
新規事業コラム
2022.06.10
事業立ち上げ&推進

新規事業のサービス名はどう決める?ネーミングのポイント〈後編〉



新商品や新サービス、ブランド名、アプリ名などのネーミングに悩まれる方も多いと思います。
より商品の良さや会社のコンセントが伝わり、印象に残る語感のものがいいですね。

本コラムでは前編に続き、ブランド名や商品名のネーミングのポイントを解説する上で、ネーミングの具体例を紹介いたします。ぜひ、両方のコラムを参考にしてください。

▼前編のコラムはこちらです▼

>>新規事業の屋号やブランド名はどう決める?ネーミングのポイント〈前編〉

サービス・ブランド・商品名を決める際のポイント

ターゲットに沿ったネーミングにする

ターゲットの年齢層や社会的属性に沿ったものにしましょう。

例えば、おなじ基礎化粧品でも、
若い女性向け、中高年の女性向け、男性向けではネーミングが違うことはイメージがつくかと思います。

【具体例】
若い女性向け=キャンメイク、ケイト など
中高年の女性向け=ブライトエイジ、アスタリフト など
男性向け=ウーノ、ボッチャン など

語感や商品のポイントなど、伝わるイメージが違うことがわかるかと思います。
ターゲットにあったネーミングとなるように、言葉を組み合わせてください。

店舗名決定の具体例

例があったほうがわかりやすいため、例えば株式会社船井 という会社が広島県で婚相談所の店舗名を決めるとして進めていきます。

手順①

一般的に「結婚」「相談所」から連想されるキーワードや、
サービス内容から連想されるキーワードを、項目別に羅列していきます。
ざっと挙げてみるだけでも、以下のものが出てきました。

・「結婚」「相談所」のサービスからイメージが湧く言葉
婚活、結婚相談所、仲人、アドバイザー、エージェント、サポート、パートナー、サロン
・結婚の類語
マリッジ、マリアージュ、ブライダル、ウェディング、 エンゲージ、ブライド

・結婚から連想するアイテム
リング、バージンロード、ダイヤモンド、指輪、ブーケ、ベル

・結婚から連想するイメージ(和風)
・縁、結、寿、恋、愛、巡、白、赤、糸、鐘、幸、福、吉、誓い、家族、大安、高砂

・結婚から連想するイメージ(洋風)
ハピネス、フォーチュン、スイート、ライフ、スマイル、ドリーム、ハート、セレブレイト

このように、いくつかの項目に分けて、キーワードを羅列していきましょう。

手順②

次に、具体的に店舗名の案一覧を挙げていきます。

・Funai ウェディングサポート
・フナイ マリッジアドバイザー
・船井 エンゲージパートナーズ
・広島 ブライダルコンサルティング
・結婚相談所 フォーチュン 広島
・フナイ婚活サポート 縁結び
・フナイマリッジサロン Well Marriage
・ブライドサロン SWEET BELL 広島

結婚相談所事業は、既存事業との繋がりから紹介案件も多いと想定されるため、
あえて社名の「船井」を入れたものを挙げました。
また、Funai、フナイ、船井など、同じ音でも文字をどうするかによって、印象も変わってきます。
歴史と重厚感、和風な感じを出したければ漢字が良いでしょうし、
カタカナやアルファベットとウェディングなどの言葉を組み合わせれば、
出会いの先にある結婚式をイメージする利用者も多くなるはずです。

このように、屋号案を挙げていき、ゴロの良さや、入れたい言葉などからある程度優先順位を立てていきます。

手順③

最後に、同じ地域にキーワードが被る競合がいないかどうか、
検索で怪しいサイトは出てこないか、
ホームページのドメインは取れるかなどを調べて、大まかな屋号決定手順は終了です。

屋号、会社名、新商品・サービスのネーミングは、
顧客のファーストインプレッションを決める重要な要素であり、あとから変更することも難しいものです。
商品・サービス名の伝わるネーミングを心がけていただければとおもいます。

まとめ

ブランド名や商品名を決める際には、

  1. 他に使われていないこと
  2. 読みやすさ
  3. サービス内容のイメージが湧くこと
  4. 地域キーワードの活用
  5. 使えない文字記号の排除
  6. SEO対策

が重要です。これらのポイントを考慮し、効果的なブランド名・商品名を選ぶことで、顧客の認知度と信頼を高め、ビジネスの成功を確実にすることができます。

また、継続的な市場調査とフィードバックを通じて、ブランド名や商品名の評価を確認し、必要に応じて改善を行うことも重要です。これにより、常に市場のニーズに適応し続けることが可能となります。ブランド名や商品名は、企業の顔となる重要な要素ですので、慎重かつ戦略的に選定することが求められます。

船井総研の新規事業開発支援コンサルティングの特徴

船井総研では上記のポイントを踏まえコンサルティングを行っております。
船井総研のコンサルティングの特徴は以下の通りです。

①新規事業専門のコンサルタントが直接サポート
単なる案の作成にとどまらない、事業立ち上げを経験しているからこその厳しい視点から事業案を評価し、ブラッシュアップしていきます。
事業案に応じて、弊社業種別コンサルタントの知見も導入します。

②自社の強みを活かした事業案の立案
自社の強みについての認識を各部署から集約し、多数の企業をご支援させて頂いている弊社コンサルタントの外部の視点も加えて、自社の強みを特定します。

③会社トップ層に刺激を与え、新しいことを考え続ける組織能力を獲得
各自が事業を自分で完成させるため、様々な未知の領域の情報を収集し、足を使って現場に行って調査する経験を積んで頂くことで、新しいことを考える癖付けができます。
船井総研の新規事業開発コンサルティングサービスは、新規事業開発の進め方・勝てる戦略・計画の立案から事業案探し、評価、立ち上げ、展開に至るまで、幅広いサポートをご提供します。
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➤新規事業の屋号やブランド名はどう決める?ネーミングのポイント〈前編〉


執筆: B-search

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