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新規事業コラム
2021.09.15
事業計画を立てる

新規事業に参入する「勝ちパターン」とは?既存と新規業種から考えてみよう



新規事業に参入する際、どのような参入パターンがあるのか、どのようなビジネスモデルを創出すべきかという課題があります。本稿では、企業が新規事業に参入する際の「勝ちパターン」について、具体的な事例とともに解説します。新規事業の成功には、経営資源の有効活用やマーケットの的確な分析、そして人材育成が不可欠です。

1.市場分析と競争環境の理解

新規事業に参入する際には、市場の成長性と競争環境を徹底的に分析することが重要です。市場規模や成長トレンド、競合他社の動向を把握し、自社の強みを活かせる戦略を構築することが求められます。市場調査やデータ分析を通じて、的確な情報を収集し、経営判断を行います。特に、新市場への参入を考える場合、詳細な市場分析が欠かせません。以下のポイントを考慮します。

  • 市場規模と成長性の把握: 参入を検討する市場の規模や成長トレンドを調査し、将来的な展望を予測します。これにより、経営戦略の方向性を明確にします。
  • 競合他社の動向分析: 競合他社の強みや弱みを分析し、自社の差別化ポイントを明確にします。これにより、競争優位性を確保します。
  • 参入障壁の特定と克服: 新規参入にあたっての障壁を特定し、それを克服するための戦略を立案します。このような市場分析は、事業計画の策定において重要な役割を果たします。

2.顧客ニーズの詳細な分析

顧客ニーズを詳細に分析し、ターゲットとなる顧客層を明確にします。顧客の声を収集し、それに基づいて商品やサービスを開発することで、顧客満足度を高めることができます。具体的な手法としては、顧客アンケートやインタビュー、データ解析などが有効です。これにより、顧客の潜在的なニーズを把握し、新たな価値を提供することができます。具体的には、以下のアプローチを取ります。

  • 顧客セグメンテーションの実施: ターゲットとなる顧客層をセグメントごとに分け、それぞれのニーズを把握します。これにより、マーケティング活動の効果を高めます。
  • 顧客インサイトの活用: 顧客からのフィードバックや調査結果を基に、商品やサービスの改良を行います。これにより、製品の価値を向上させます。

3.リスク管理と対策

新規事業にはリスクが伴います。財務リスク、市場リスク、運営リスクなどを特定し、それぞれに対する対策を講じることが必要です。リスクヘッジの手段として、事業の多角化やパートナーシップの活用が考えられます。具体的には、リスクの種類と対策をフレームワークとして整理し、経営リスクを低減します。これにより、事業の安定性を高めることができます。具体的には、以下の対策を講じます。

  • リスクの種類と対策の具体化: 新規事業における主要なリスクを列挙し、それに対する具体的な対策を提示します。これにより、経営リスクを低減します。
  • リスクヘッジ戦略の導入: 事業の多角化やパートナーシップを通じたリスク分散方法を説明します。このような戦略は、事業の安定性を高めます。

4.資源と能力の活用

既存の人的資源や技術、ノウハウを最大限に活用し、新規事業に活かすことが重要です。また、必要な外部リソースを適切に調達し、事業の成功に導くことが求められます。資源の有効活用とスキルの向上により、事業の競争力を高めます。これにより、従業員のモチベーション向上と企業全体の成長を推進します。具体的には、以下のアプローチを取ります。

  • 内部資源の活用方法: 既存の人的資源、技術、ノウハウをどのように新規事業に活かすか具体的に述べます。これにより、経営資源の有効活用を図ります。
  • 外部リソースの調達方法: 必要な外部リソース(資金調達、技術導入、専門知識)をどのように調達するかを説明します。このような取り組みは、事業の競争力を高めます。

5.成功事例と失敗事例の分析

同業他社や異業種の成功事例をベンチマークとして活用し、自社に応用する方法を考察します。また、過去の失敗事例から得られる教訓を学び、同じ過ちを繰り返さないようにすることが重要です。成功事例の分析は、事業計画策定において非常に有効です。失敗事例も合わせて分析することで、リスクを事前に把握し、対策を講じることができます。具体的には、以下のポイントを考慮します。

  • 成功事例のベンチマーク: 同業他社や異業種で成功している企業の具体的な事例を紹介し、それをどう自社に応用するかを考察します。これにより、事業の成長戦略を策定します。
  • 失敗事例からの学び: 過去の失敗事例を分析し、そこから得られる教訓を共有します。このようなアプローチは、事業計画の策定において重要です。

6.実行計画とスケジュール

新規事業参入の具体的なステップやタイムラインを明確にし、短期・中期・長期の目標を設定します。進捗状況を定期的に評価し、必要に応じて計画を修正するための仕組みを構築します。具体的な行動計画と評価指標を設定し、成果を継続的に追跡します。これにより、事業の進行管理がやすくなります。具体的には、以下のステップを踏みます。

  • ロードマップの作成: 新規事業参入の具体的なステップやタイムラインを示します。これにより、事業の進行を管理します。
  • 評価と改善の仕組みの構築: 進捗状況を定期的に評価し、必要に応じて計画を修正するための仕組みを説明します。このような取り組みは、事業の成功に向けた重要なプロセスです。

7.パートナーシップとアライアンス

戦略的提携やアライアンスを活用し、事業を拡大します。既存のビジネスネットワークや新たなパートナーシップを通じて、事業の成功を支援します。パートナーシップを強化し、互いの経営資源を共有することで、競争力を高めます。これにより、企業間のシナジー効果を生み出し、長期的な成長を実現します。

8.具体例:既存業種を軸に広げていくパターン

ケース1: 住宅販売店がリフォーム事業に参入
既存の住宅販売業務のノウハウを活かし、リフォーム事業に参入することで、顧客に対するサービスを拡大します。このパターンでは、既存顧客のニーズを深く理解し、住宅の購入からリフォームまで一貫したサービスを提供することが重要です。これにより、経営資源の有効活用と顧客満足度の向上を実現できます。住宅リフォーム市場は成長が見込まれる領域であり、安定した収益源となる可能性があります。

ケース2: 飲食店が食品製造業に進出
飲食店の経営者が、自店舗で提供する食品の製造業に進出することで、新たな収益源を確保します。自社ブランドの商品を開発し、店舗での販売やオンライン販売を行うことで、ビジネスモデルを多角化します。このアプローチは、マーケティング活動の強化にもつながります。特に、地域特産品を活用した製品開発は注目される戦略です。

ケース3: 婚活支援会社がハネムーン旅行事業に進出
婚活支援業務の延長線上で、結婚後の需要を見据えたハネムーン旅行事業に参入します。これにより、顧客に対するトータルサポートを実現し、リピーターの獲得を目指します。これにより、既存顧客とのつながりを強化し、新たな価値を提供します。旅行業界は常に新しいアイデアとサービスが求められる分野であり、成長の余地が大きいです。

9.具体例:新規業種を上手に取り込むパターン

ケース1: 酒屋がコンビニエンスストアに業態転換
酒屋の経営者が、時代の変化に対応してコンビニエンスストアに業態転換する事例です。幅広い商品ラインナップとサービスを提供することで、新規顧客を獲得します。これにより、業界内でのシェア拡大を図ります。特に、地域密着型のサービスを強化することで、顧客満足度を高めることが可能です。

ケース2: 不動産屋が観光事業に参入
観光業が盛んな地域で、不動産業を営む企業が観光事業に参入します。観光地の宿泊施設や観光アクティビティを提供することで、新たな市場を開拓します。これにより、異なる業界の顧客ニーズにも応えることができます。観光業は地域経済の活性化にも寄与し、持続可能なビジネスモデルを構築することが重要です。

ケース3: 車屋がフランチャイズ事業に参入
車屋の経営者が、フランチャイズ事業に参入し、「メガフランチャイジー」としてのビジネス展開を図ります。これにより、事業のスケールメリットを活かし、効率的な運営を実現します。これにより、フランチャイズネットワークを通じた成長戦略が可能になります。特に、地域ごとのニーズに合わせたサービス提供が求められます。

10.まとめ

新規事業に参入する際には、既存業種を軸に広げていくパターンと新規業種を取り込むパターンの2つのアプローチがあります。それぞれのアプローチには、具体的な事例や成功のためのポイントが存在します。また、市場分析や顧客ニーズの理解、リスク管理、資源の活用、成功事例と失敗事例の分析、実行計画とスケジュールの策定、パートナーシップの活用など、さまざまな要素を考慮する必要があります。これらの要素を踏まえて、戦略的に新規事業に参入し、成功を収めることが求められます。

11.船井総研の新規事業開発支援コンサルティングの特徴

①新規事業専門のコンサルタントが直接サポート
単なる案の作成にとどまらない、事業立ち上げを経験しているからこその厳しい視点から事業案を評価し、ブラッシュアップしていきます。
事業案に応じて、弊社業種別コンサルタントの知見も導入します。

②自社の強みを活かした事業案の立案
自社の強みについての認識を各部署から集約し、多数の企業をご支援させて頂いている弊社コンサルタントの外部の視点も加えて、自社の強みを特定します。

③会社トップ層に刺激を与え、新しいことを考え続ける組織能力を獲得
各自が事業を自分で完成させるため、様々な未知の領域の情報を収集し、足を使って現場に行って調査する経験を積んで頂くことで、新しいことを考える癖付けができます。

船井総研の新規事業開発コンサルティングサービスは、新規事業開発の進め方・勝てる戦略・計画の立案から事業案探し、評価、立ち上げ、展開に至るまで、幅広いサポートをご提供します。
経験豊富なコンサルタントが最新のデータやノウハウをもとに、企業様の新規事業開発をご支援いたします。

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執筆: B-search

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