新規事業や新商品開発にあたって、ターゲットにたいしてどんな分析を行っていますか?
今回のコラムではペルソナ分析を紹介します。
ペルソナとは、商品やサービスにとってのユーザー像のことを意味するワードです。
その人物の年齢、居住地、職業、勤務先、年収、家族構成…などといった情報や、
もっと詳しく、趣味、価値観、ライフスタイルなど出来るだけ具体的にイメージすることで、精密度がアップします。
ペルソナはターゲットという言葉と似ていますが、
ターゲットは例えば「30~40代女性」と大雑把に想定するのに対して、
ペルソナはより具体的なユーザー像であり、ペルソナ象を明確にすることが戦略敵に重要です。
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具体的にどんな項目を分析していくのか?
商材によって考えるべき項目はことなるため、
明確に項目が決まっているわけではありませんが、
例えば以下のようなものが典型的なペルソナ分析の項目として想定されます。
・年齢
・性別
・居住地
・職業
・年収(貯蓄額)
・最終学歴
・生活パターン(起床時間、通勤時間、勤務時間、就寝時間、食事時間)
・恋人や配偶者の有無
・趣味嗜好
・消費行動
・メディア傾向
・週末の過ごし方
・課題や悩み
…などです。
どう深掘りしていく?
例えば、年齢や性別、職業がわかると、家族のことや仕事のことなど、
その年代・その性別の人間が特に抱えがちな悩みが浮かんできます。
では、自社が展開したいエリアで、
そういった悩みに対する企業や行政のサービスはどれほど充実しているでしょうか?
また、住んでいるエリアと年収額で、行くであろう商業施設やライフスタイルなども想定できます。
そこから更に…
商業施設内のどんな店舗に行くか?
どんな頻度で行くのか?
どんな交通手段で行くのか?
娯楽品にかける金額は月にいくらなのか?
‥という風に、だんだんとユーザー像を具体的にしていきます。
ペルソナ像が明確になると、
・そういった人間が商圏エリアにどのくらい存在しているのか?
・その人たちが購入する価格設定はどれくらいか?
など、よりクリアに事業数値の設定ができます。
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執筆: B-search