どんなモデルか
英会話スクールがまずはどんなビジネスモデルか見ていきましょう。
1. 実用的な英会話スキルを提供するサービス
その名の通り、英会話を教える教育ビジネスです。大きく子供向けの早期教育型とビジネスマン向けのビジネス英語型の2つに分類できます。一度身につけば生涯活用できるスキルなので、どちらの型も人気です。
2. 需要が絶えない
「子供に英語を習わせたい」という需要は、今後も絶えることがないと予想されています。また、ビジネス英語を習得したいという層も同様に絶えることがなく、「2ヶ月後に海外赴任予定」などの具体的な目的・背景がある場合、その緊急度や重要度の高さから、入会ハードルが低いことが言えます。
3. 固定費が少ない
店舗型モデルにした場合、机と椅子さえあれば1ブースが完成するので、イニシャルコストも店舗規模もミニマムからスタートでき、他の店舗型ビジネスに比べ、継続的にかかってくる賃料も高くないことが言えます。
オンライン型モデルの場合、それらすら不要で、通信環境さえあればどこでも参入が可能で、かつ固定費も非常に少ないです。
伸びている理由
英会話スクールが伸びている理由としては、以下のことが考えられます。
1. アフターコロナとの相性の良さ
在宅ワークの一般化により、ビジネスマンの「時間的移動コスト」が低くなりました。これにより、余剰時間を英語習得に充てるようになった個人が急増しています。また習得したスキルを活かして新しいビジネスの展開を視野に入れて会社がバックアップする例も少なくありません。
2. 需要が絶えることがない
特に子供向けのスクールは、学習系の習い事の中でもトップクラスに需要が高く、また絶えることがありません。「親が英会話ができないので、子供にはできるようになって欲しい」という層も多く、将来に確実に活かせるスキルを習得させたいと思う親のニーズとマッチしています。
このビジネスモデルがオススメな方
英会話スクールのビジネスモデルがおすすめの方は、以下の通りです。
1. レイヤーを確保するスキームを持っている方
大学の英語科とパイプを持っていたり、日本に住んでいる英語圏の外国人を素早く確保できる場合、ビジネスのスピード感がかなり高まることが言えます。
もちろん、自分自身に英会話のスキルがあるのであれば、自らがプレイヤーとして活躍することも可能です。
2. 翻訳会社など、英語をすでに活用している会社の方
英語を使ったビジネスをすでに行なっている場合、人員を別途確保する必要がないので有利です。人員の副業として、あるいは会社の売上向上として、新規参入するにあたってリスクが非常に低い状態から始められます。
3. 平日夕方以降にハコが余っている方
会社の応接室と作業オフィスがある程度分離していることが条件になりますが、
非稼働状態のオフィスを有効活用することができます。
成功のポイントは?
最後に、英会話スクールの成功ポイントを押さえておきましょう。
1. 効率の良い人員確保
役務提供型ビジネスなので、「良い人員を手に入れる」ことが非常に大事です。スキルも大事ですが、接客するにあたっての高いマインドセットがあることが必須条件と言えます。
2. 強固な差別化要因
参入ハードルが低い分、競合サービスが多いのも事実です。他社と比べて優位性を示すことができないと、コンバージョンが低くなり、集客コストが嵩んでしまいますし、せっかく入会に至っても継続率が低くなってしまいます。価格だけではない付加価値を提示することが大事です。
3. 集客力
オンライン・オフライン問わず、Webを中心に集客を行うことになります。オフラインの場合、チラシ配りなどの泥臭い広告活動も欠かせません。費用対効果の高い「勝ちパターン」を、どれだけ早い段階で発掘できるかが成功のカギです。
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