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~クリーニング店とはどうちがう?~

■どんなモデルか

有人コインランドリーとは、どのようなビジネスモデルでしょうか。

①2つの稼働率

有人コインランドリーは、営業時間中スタッフが常駐するスタイルのコインランドリーです。無人コインランドリーにおける『設備稼働率』は数%にすぎませんが、有人コインランドリーではスタッフの采配により、20%以上に跳ね上がります。そのぶんスタッフの人件費がかかりますので、『スタッフ稼働率』をKPIとして管理する必要が新たに生じます。

②2つの顧客タイプ

「有人コインランドリー」が「クリーニング店」よりすぐれているのは、すぐに洗濯物を回収できることです。すぐに回収できるメリットとして、洗濯済みの衣服や布団カバーがその場で手に入るので、予備がいらなくなります。予備があればすむ話なのですが、皆さんもそうしたご経験はあるのではないでしょうか。コインランドリーの顧客には「その場で洗濯物を回収したい層」と「夕方(翌朝)まで待てる層」の2タイプが存在します。

③2つの時間帯

日中は有人とし、利用者の少ない夜間は無人とするのが定石です。

■業界動向やトレンドについて

1997年に10,000店舗だったコインランドリーは、20年間で20,000店舗(2017)まで増加しました。無人コインランドリーはサービスの差別化が困難で、コモディティ化しやすいため、レッドオーシャンとなっていました。そのような状況打開の切り札が『有人化』です。但し、クリーニング店にくらべ、価格競争に巻き込まれやすい業態であるのに変わりはありません。

■有人コインランドリーがおすすめの方

有人コインランドリーのビジネスモデルがおすすめの方は、以下の通りです。

・コンビニを経営されている方
コンビニは強い集客力を持ち、洗濯中の時間つぶしにも使えるので、シナジーが発揮できます。駐車場も共用にすればなおベター。

・ネットカフェを経営されている方
コンビニ同様、強い集客力を持ち、洗濯中の時間つぶしにも使えます。会員カードを共用とし、相互に割引クーポンを発行するとよいでしょう。

・家事代行業を経営されている方
家事代行の際にお預かりした衣類を、系列のランドリーに持ち帰って洗濯すれば、強力なシナジーを発揮できます。

■成功のポイントは?

有人コインランドリーのビジネスモデルの成功ポイントを押さえておきます。

①過剰品質の解消

「無人コインランドリー」「有人コインランドリー」「クリーニング店」の三者は、サービスの品質が上がるほど、価格も高くなります。三者の真ん中に位置する有人コインランドリーは、『無人コインランドリー以上、クリーニング店未満』のニッチ(すき間)を狙ったものです。価格とサービス品質はトレードオフの関係にあるので、最適なバランスを見極めましょう。現在のクリーニング店の顧客には「サービス品質が下がっていいので、もう少し安くして欲しい」層がいます。

②大ロット生産

一度冷えた乾燥機を温めなおすと、電力量はトータルで3倍以上かかります。夕方(翌朝)まで待ってもらい、乾燥機を連続運転することで、コインランドリーはもうかる体質になります。トヨタ生産方式では至上とされている『ジャストインタイム』も、コインランドリー業界では通用しないようです。

③二重価格

「夜間に来るお客様」と「当日受取を希望されるお客様」の存在は、前述のとおり、お店の生産効率を悪化させます。『二重価格』の設定により、通常より高い価格をご負担いただくのが、他のお客様にとってもフェアでしょう。但し、複雑な料金体系の店は敬遠されがちなので、ご注意を。

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