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Business Idea
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~世界観やシチュエーションを丸ごと作れる撮影スタジオ~

■どんなモデルか

雰囲気ある撮影が出来るハウススタジオは、どのようなビジネスモデルでしょうか。

①時間・場所貸しが基本

ハウススタジオは、撮影スタジオとほぼ同義ですが、撮影のための雰囲気や設備や小物が揃っているスタジオと言えます。

基本的に時間貸しとして時間あたりの料金を設定するか、5時間などパック料金で1回あたりの単価を上げるかとなります。撮影サポートを行うなどもあるようです。

②一戸建てからオフィスまでのシチュエーション選択

ハウススタジオとしては、一戸建てやマンションなどは生活空間での撮影が出来る点が魅力です。それだけでなくオフィスや病院、廃墟など様々なシチュエーションで撮影出来る点が付加価値となります。

ユーザーは撮影イメージがある程度頭に浮かべてそのスタジを借りると考えられるため、テレビ撮影や雑誌撮影、映画のロケなどニーズを想定したシチュエーションが求められます。

③コスプレなどニーズ特化

時代の流れで、撮影ニーズも利用者によって変わってきます。
コスプレブームが起きた頃では、コスプレイヤーやそのカメラマンのニーズが増加した一方、同時にコスプレスタジオも増えていくことがありました。

昨今は空き家活用としてのハウススタジオもありえますが、設備投資やスタジオとして使えるレベルにするには、顧客ニーズを見込んだ価値を提供することがポイントとなります。

■業界動向やトレンドについて

ハウススタジオの業界トレンドが分かる明確なデータはありません。

参考までに、大手スペースポータルサイトでは、200件から600件前後のハウススタジオが登録されています。これらは大手スペースサービスの掲載数からすると、数%に過ぎない規模感です。

シェアリングエコノミーとしての経済規模は、シェアリングエコノミー協会の調べでは2020年度で2兆円規模があります。シェアリングエコノミーとしてのスペースシェアリング成長も期待出来ます。

総合的に考えると、ハウススタジオ自体は一定数あり、シェアリングエコノミーでの成長が期待されます。利用者は多くはアマチュアでなく商用などプロニーズと考えられるため、写真撮影や映像制作などの市場の影響を受けると考えられます。

■ハウススタジオがおすすめの方

ハウススタジオのビジネスモデルがおすすめの方は、以下の通りです。
・カメラマンなど写真撮影経験がある方
・物件探しや独自の工夫でスタジオづくりが出来る方
・スタジオ撮影ニーズを開拓出来る方

ハウススタジオ自体の参入は場所と内装が出来れば容易といえます。一方で、その利用客のニーズが何なのか、どういった用途での撮影なのかを考え、ターゲットを見極める必要があります。

写真撮影経験がある方などには総じてチャレンジしやすいともいえますので、例えばカメラマンの撮影をしつつ、ハウススタジオを自社利用として使うというアイデアは良いかもしれません。

■成功のポイントは?

ハウススタジオのビジネスモデルの成功ポイントを押さえておきます。

①利用者のニーズ調査が必須

安易な見込みでの参入はおすすめできません。例えば、写真撮影の経験から、ある需要が相当程度期待出来るというレベルまで仮説を高めるべきです。

例えば、ハンドメイドなど手作り品の販売需要があるからといって、それらの作り手がスタジオを借りてまで使いたいかは別でしょう。

人物モデルなどの撮影が見込めるのか、動画などであればYouTuber向けにニーズが見込めるのか、丁寧な仮説とリサーチが必須でしょう。

②ポータルサイトでの集客

サービスを始める場合、スタジオを作っただけでは利用は見込めないので、宣伝活動が必須です。

有効なのは、シェアリングサービスなどでのスペース紹介サイトです。ライバルも多いですが、それらを研究し、エリアや設備やシチュエーションなどのタイプで違いを出していきます。

ポータルサイトで検索する人は一定数いるため、初期営業の手助けになってくれるでしょう。手数料が高く感じる場合は、実績を作った後に、直接選ばれる工夫をしたいところです。

③商用利用など事業者へ直接営業を行う

アマチュアなどの利用者向けも期待したいところですが、制作や撮影などの安定的なニーズはプロが持っていると言えます。例えばテレビ番組制作会社や雑誌制作会社などのニーズは一定数あると言えます。

動画制作であればYouTuberなどのセミプロも見込めるので、それら事業者に向けた直接営業で認知を増やしていきリピートしてもらうことが重要です。事業者が集まりやすい場をリストアップし営業していくのがいいでしょう。

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