■どんなモデルか
主に都市部の20~30代の女性を中心に人気なセルフエステは、どのようなビジネスモデルでしょうか。
①省人ビジネス
スタッフは受付業務が主になるため、通常のエステティシャンに求めるような、技術・知識は求められません。そのため、雇用のハードルが低く、教育コストがかかりません。機器の操作マニュアルも基本的にメーカーがつくっており、店舗側で作成する必要もありません。このように常駐が1人いれば成り立つビジネスモデルです。
②会員制によるストックビジネス
セルフエステサロンは会員制システムを導入しているケースが多いです。会員制で固定顧客をストックしていくことで、安定した収益が見込めます。
大手セルフエステサロンでは月額5,000~16,000円ほどの価格設定で提供しています。
このようにセルフエステは通常、月額制が基本プランですが、月額契約を躊躇されているお客様向けにフロントエンド商品として、回数券システムを導入し、店舗もあります。
利用者の利用頻度は週1~2が多く、主に20~30代の女性がターゲット層になります。
■業界動向やトレンドについて
大手セルフエステサロンは主に主要都市に出店しており、地方の普及率はまだ高くないと言えます。
最近のセルフエステ業態のプランは非常に複雑化しており、各店舗は様々な料金プランで
独自の価格戦略を取っています。
導入されていることが多い料金プランは、日中の時間帯が安くなる「デイタイムプラン」、都度払いの「回数券プラン」若年層が割引対象の「U25プラン」などがあります。
地方のセルフエステサロンにおいては低価格化を進んでおり、月額3000円台で提供している地方店舗もあります。
■ホットヨガスタジオがおすすめの方
セルフエステのビジネスモデルがおすすめの方は、以下の通りです。
・スペースを有効活用したい企業様
・省人ビジネスを始めたい企業様
・女性の顧客名簿を活用したい企業様
■成功のポイントは?
ホットヨガスタジオのビジネスモデルの成功ポイントを押さえておきます。
①無料体験
セルフエステサロンは無料体験を行っているケースが多いです。認知度がまだ高くない業態ですので、まずは無料体験でセルフエステのメリットを知ってもらいましょう。
無料体験数は集客指標の1つとして、非常に重要ですので、美容ポータルサイトやインターネット広告、ポスティングだけではなく他業態とのコラボレーションやキャンペーンなどの集客導線をいくつかもっておくと良いでしょう。
②退会率
セルフエステ業態は他の業態と比べると退会率が非常に高いのが特徴です。顧客獲得コストを下げ、いかに継続期間を長くするかが重要です。
退会率を下げるために受付スタッフは利用者とのコミュニケーションを積極的にとり利用者の声を常に拾える体制をつくる必要があります。
ダイエットのサポートができる物販商品を仕入れて、利用者の悩みを解決する提案も組み込んでいくと良いでしょう。
また定期的に利用者アンケートを実施し、利用者の要望を反映していくことで退会防止につながります。
スポット利用のプランをつくり、退会希望者や入会を迷われている方に提案する幅を広げることも重要です。
③立地条件
基本的には都内の美容意識の高い、働く独身女性を主なターゲットとしているビジネスですので、その層がオープンするエリアにどの程度いるのか、という意味では立地条件は非常に重要です。商圏範囲内のうち、ターゲット層のなかでもさらに利用者がかぎられるので、フィットネス等よりも会員は取れません。駅前立地で200名、ロードサイド立地は50~100名が目安となるでしょう。
そのために地方でオープンする場合には商圏ボリュームなど、十分な調査を行いましょう。
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