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~健康志向が生んだ新たなフィットネスジムの形~

■どんなモデルか

シニア向けフィットネスジムはどのようなビジネスモデルでしょうか。

①シニア向けフィットネスジムのビジネスモデル

シニア向けのフィットネスジムは総合フィットネスジムやマシン特化型ジムとは違ったスタイルです。
シニア向けフィットネスジムの継続率は総合フィットネスジム、マシン特化型ジムに比べて2倍近く高い傾向があります。
WEB広告がヒットしにくい分、集客に時間がかかるかもしれませんが、継続率が高い分安定した会費収入があります。
運動プログラムや物販、リハビリトレーニング等付加価値もつけやすいという特徴があります。

■業界動向やトレンドについて

シニア向けフィットネスジムの市場は成長し続けています。
健康志向の高まりによって、運動やトレーニングのニーズが年々高まっており、シニア層を取り込むジムが増えています。
シニア向けのリハビリやトレーニングができるように、比較的負荷の少ないマシンが選ばれている傾向があります。
またシニア向けフィットネスジムと称し、リハビリや介護を行なっている事業も増えてきています。
経済産業省の産業活動分析では、全国のフィットネスクラブの会員数の年齢構成比は60歳以上が30.3%で最も高いという結果が出ています。
世帯あたりのクラブ使用料金に占める割合を世帯主の年齢階級別で見ると、1位が60代の36.5%、2位が70代以上の21.0%と、両者で約6割近くを占めています。
シニア向けのフィットネスジムは従来の筋肉トレーニングを行うだけのジムではなく、ヘルスケア、健康産業として生まれ変わりつつあります。
またシニア向けのフィットネスジムでは退会率が非常に低いという傾向もあります。
ジム内でコミュニティーができ会話をする機会が増えたり、身体の機能改善を実感しやすいことが要因だと考えられます。

■シニア向けフィットネスジムに向いている方、おすすめの方

シニア向けフィットネスジム運営は、以下のような方におすすめです。
・健康知識がある方
・トレーニング指導ができる方
・会話するのがお好きな方
・高齢者目線で物事を考えられる方
・フィットネスジム運営経験がある方

■成功のポイントは?

シニア向フィットネスジムの成功ポイントを押さえていきます。

①コミュニケーション重視の店舗運営

高齢者の集客は若者と比べるとWEB集客がしにくい為、アナログの手数を現場で考えて実施しなければいけません。
まず既存の会員としっかりコミュニケーションを取り、紹介して頂けるような環境を作ることが重要です。
その為には店内で定期的にイベントを行い、スタッフと会員のコミュニケーションも高めつつ、会員同士でもコミュニティーが出来上がる様に工夫していくと、紹介による入会を増やすことが出来、退会も抑えられます。

②コンセプト重視

ターゲットは高齢者なので、若者が使うマシンや販促、デザインになってはいけません。
高齢者の方が使用しやすいマシン選定や見やすい販促、居心地の良い空間作り、落ち着く内装のデザイン等を事前に考え、準備しておくことが重要です。
後から修正するとその分の費用も非常に高くなってしまいますので入念な準備が必要です。

③初回オリエンテーションの充実

入会する高齢者はマシンの使い方やトレーニング内容がわからないことが多いです。
ここを放っておいてしまうと退会に繋がってしまいます。
入会の際にオリエンテーションを行なったり、予約システム等を設けて実施するようにしましょう。
丁寧に、親切に行うことで顧客満足度が上がり退会を防ぐことが出来ます。

④付加価値をつけたサービス

健康パーソナルトレーニング、姿勢改善パーソナルトレーニング等高齢者のニーズに合わせたサービスを考え、実施していくと利益に直結します。
特にパーソナルトレーニングは比較的に単価も高いサービスなので積極的に実施することをおすすめします。

新規事業をご検討されている皆様にお役立ちできれば幸いです。

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