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~面積あたりの収益率が高い観光農園・貸し農園~

観光農園・貸し農園とは

観光農園とは、オーナーが育てた農作物などを、観光客が収穫などの一部の農作業を体験・鑑賞させることで入場料や収穫料などの名目で対価を得る農園です。

貸し農園とは、農作地の一部を区分けして貸し与え、ユーザーが農作物を作る楽しみを提供し、区画貸出料、機器レンタル料などの名目で対価を得る農園です。

観光農園・貸し農園のビジネスモデル

観光農園・貸し農園がまずはどんなビジネスホテルかを見ていきましょう。

1.観光農園は観光客、貸し農園は中高年をターゲットとしたビジネスモデル

観光農園は、地域に合わせた特産物を味わいたい・収穫を体験したい観光客をターゲットとしたビジネスモデルです。いちご狩りやぶどう狩りなどの果物や、米を収穫して炊き込みご飯を味わうといった体験型の農園が注目されています。

貸し農園は、趣味として農業を体験したい中高年をターゲットとしたビジネスモデルです。休日などに農作物のお世話をする「休日農業」が注目されています。

2.面積辺りの収益が高いビジネスモデル

観光農園・貸し農園は、面積辺りの収益が高いビジネスモデルです。区画面積を小分けしたり、体験を付加することで入園料や区画料が上乗せされることから、収益性が高いとされています。そのため、農家が一部の農作地を観光農園・貸し農園向けに開放することで収益増を狙うケースが多く見られています。

観光農園・貸し農園の市場動向

1.市場は拡大傾向

農林水産省 6次産業化統合調査によると、観光農園の市場は拡大傾向にあります。平成23年度の売上が約376億円であるのに対し、平成30年度の売上は約403億円であり、微増で推移しています。新型コロナウイルスの流行により、需要が若干冷え込んでいると考えられるものの、観光農園の需要は底堅いと推測されます。

貸し農園の市場も拡大傾向にあります。公益財団法人 日本生産性本部 レジャー白書2019によると、2018年における「農園・市民農園」の参加人口は前年比102.9 %の360万人となっており、貸し農園の利用者は微増傾向にあります。

2.家庭菜園ブームの到来

新型コロナウイルスの流行に伴い、在宅時間が増加しました。その影響を受けて家庭菜園に取り組む人が増加しています。各種ハーブや野菜の栽培を楽しむ人が増えており、今後このような層の人々が貸し農園を利用したり、旅行の際に観光農園を利用したりすることが期待されています。

観光農園・貸し農園がオススメの方

観光農園・貸し農園のビジネスモデルがおすすめの方は、以下の通りです。

・観光地又は市街地に農園を有する、農作業の方

・農業を楽しみながら、観光客の方にもサービスを提供したい方

・土地を有効活用したい、地主の方

上記のような方々は、知見や資産を活かして収益増を狙えるため、おすすめのビジネスモデルです。

成功のポイントは?

最後に、観光農園・貸し農園の成功のポイントを押さえておきましょう。

1.立地に合わせた体験型農業の提供

まずは、立地に合わせた体験型農業の提供が必要です。地域の気候や特産物に合わせた農業体験を提供することで、「ご当地ならでは」の農業を提供することが有効です。貸し農園であれば、これらを踏まえた農作教室などを定期的に開催することで、新規顧客獲得の側面も期待できます。

2.駐輪場や駐車場の整備

観光農園・貸し農園において、「アクセスの良さ」が重要なポイントになります。観光農園であれば、道路沿いに面した区画を観光農園として開放し、駐車場も整備することが効果的です。また、貸し農園であれば、近所の方が利用することなども考え、駐輪場を用意することが必要です。

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