麻雀店(雀荘)のビジネスモデル
麻雀店(雀荘)のビジネスモデルがまずはどんなビジネスモデルかを見ていきましょう。
1.若者から高齢者まで幅広く利用されているビジネスモデル
20代から高齢者まで、幅広く利用されているビジネスモデルです。レジャー白書2020によると、麻雀人口は510万人とされています。一人当たりの年間麻雀ゲーム代消費額は約10000円とされ、リピーターが多いのが特徴です。
2.1人でも気軽に利用できるビジネスモデル
麻雀店は、フリーという制度を導入している所が多いです。フリーという制度は、1人で来店された方が、他の方と麻雀をプレイすることができる制度です。麻雀をするのに必要な人数の友人が揃っていなくても麻雀を楽しむことができるため、高齢者や仕事帰りのサラリーマンなど幅広い顧客層を取り込んでいるビジネスモデルです。
3.居心地の良さが売上に直結するビジネスモデル
料金形態が利用人数×ゲーム数のため、居心地の良さが売上に直結するビジネスモデルです。そのため、ドリンク・フードメニューや座り心地の良い椅子、フリーの方でも気軽にコミュニケーションが取れる店づくりをすることで、売上に直結します。
麻雀店(雀荘)の取り巻く現状
1.麻雀人口は減少傾向であるものの、麻雀のメジャー化が進む
新型コロナウイルスの流行により、ステイホームを余儀なくされたことも関係し、麻雀店の利用人数は減少傾向にあります。しかし近年、麻雀の公式大会「Mリーグ」などの人気上昇により、麻雀を観戦する人が増えています。新型コロナウイルスの収束後は、「麻雀を観戦していた人」から「実際に麻雀を打つ人」に変化することが期待されています。
2.許認可申請が必要
麻雀店(雀荘)は、風俗営業(第4号営業)に規定されています。許認可申請をしてから許可が下りるまで約55日程度かかるため、店舗を借り入れてから許可が出るまでの3か月分の家賃は営業できずに負担することになります。また、ドリンク・フードメニューを提供するためには飲食店営業許可も併せて申請する必要があります。
麻雀店(雀荘)がオススメの方
麻雀店(雀荘)のビジネスモデルがおすすめの方は、以下の通りです。
・麻雀に親しみがあり、趣味として楽しんでいる方
・お客様とコミュニケーションを取りながら収益を得たい、アミューズメント施設の方
・丁寧な接客ノウハウがある、宿泊施設・飲食店の方
上記のような方々は、経験・ノウハウを活かして居心地の良い店舗を演出できるため、おすすめのビジネスモデルです。
成功のポイントは?
最後に、麻雀店(雀荘)の成功のポイントを押さえておきましょう。
1.居心地の良い店づくり
まずは、居心地の良い店づくりが重要です。丁寧な接客を心掛けるために店員を教育したり、おしぼりや座り心地の良い椅子などの設備投資が欠かせません。タバコの自販機やフードメニューの充実を通して居心地の良い店づくりを目指しましょう。
2.フリーの方が利用しやすい店づくり
フリー制度を導入する場合は、フリーの方が実際に麻雀をプレイするまでに待ち時間が生じます。マンガ棚を置いたり、無料のスナックなどを用意することで待ち時間を減らすといった工夫が重要になります。また、店員の方から積極的にコミュニケーションを取ったり、マナーの悪い客はしっかりと注意するといった対策も必要になります。
3.ポイント制・大会イベントなどの開催による固定客の獲得
麻雀をプレイすればするほどポイントがたまるポイントカードや、定期的に大会を開催することで固定客を獲得することが収益増のカギとなります。また、プロの雀士を招待して一緒にゲームができるイベントや、麻雀講座なども効果的です。様々なイベント・制度を活用して固定客を獲得しましょう。
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