■どんなモデルか
旅行会社・旅行代理店とはどのようなビジネスモデルでしょうか。大手ではHIS、JTBが有名ですが、改めて解説していきます。
①旅行の専門家としてプロフェッショナルサービスを提供
旅行代理店は、交通・宿泊などの要素から構成された旅行商品を、企画・実施、あるいは仲介して販売する会社の事を指します。
旅行業法上の旅行業等の区分には、観光庁長官の登録が必要な第1種旅行業、本社所在地の都道府県知事の登録が必要な第2種旅行業、第3種旅行業、地域限定旅行業、旅行業者代理業、観光圏内限定旅行業者代理業および旅行サービス手配業がある点に留意が必要です。
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②国内、もしくはリゾート等得意分野を活かしたスタイル
旅行代理店のスタイルには、それぞれの得意分野を活かしたスタイルがあります。
例えば大手旅行代理店での勤務経験が長く、リゾート地に精通している方は自分の経験や人脈などを活かして独立することも可能でしょうし、高価格帯のリゾートサービスを紹介することもできるでしょう。
③ネットで集客が可能なビジネスモデル
旅行代理店はSNSやインターネットとの親和性が高く、メディアと連携して潜在的な顧客の掘り起こしが可能です。
BtoCの仕事なので、SNSでリゾート地の紹介やエクスクルーシブな案件の紹介などの質の高い発信を行っていると、自然と集客も可能になってくるでしょう。
■業界動向やトレンドについて
コロナ禍の長期化により、旅行業全般が窮地に陥っている状況ではあります。
2021年12月現在も感染は続いており、需要の回復は少なくとも国内旅行が2022年度、海外旅行が2024年度と予想されています。
しかし、伝統的な対面型の旅行代理店は元々苦しい状況との理解であり、オンライン形式でいかに集客できるかがカギになります。
現在の渡航制限が解除されれば、爆発的な旅行需要があることは間違いないのでマーケティングで顧客を囲い込むことが大事です。
■旅行代理店開設がおすすめの方
旅行代理店として独立するビジネスモデルがおすすめの方は、以下の通りです。
・初期資金のある方
・旅行代理店業務経験者
・スマートフォンのアプリ、SNS、動画の活用が得意な方
既にコモディティ化しつつある税務サービスに関してSNSやウェブを駆使しながら集客し、サービスを拡充する能力が必要です。
■成功のポイントは?
旅行代理店のビジネスモデルの成功ポイントを押さえておきます。
①サービスの差別化をすること
どのようなビジネスでも同じですが、周りと同じ事をやっていても稼げるようにはなりません。
そのため普段から価格帯を上げるにはどうすべきか、リゾート地や国内のハイクラス層取り込むにはどうしたらいいか、などのマーケティングの工夫が重要です。
②SNSでの露出
旅行代理店は、海外旅行を中心とした煌びやかなイメージを発信することで、SNSでの露出もいとわず人気者になるというスタンスでいくと集客も容易で、営業に時間やお金をかけずに成功できる確率も高まります。
③サービスの質と量の拡充
旅行代理店はとはいえ、競合の会社もあったり、大手の代理店も多いです。
そこで自社のサービスの質の向上と、サービスラインの拡充を意識していけば収入も増えるでしょう。
他にも特定の地域に特化した旅行代理店サービスを提供するなどで激しい競争を交わすこともできるでしょう