■どんなモデルか
オートキャンプ場はどのようなビジネスモデルでしょうか。
①オートキャンプ場のビジネスモデル
大自然の中で非日常体験ができるキャンプ場ですが年々参加人口が増しております。
キャンプ場の一番大きな収益源は施設利用料です。
サイト利用料、宿泊施設利用料等があります。
次に売店での売上や体験料、レンタル料等があります。
集客をし、サイト利用料やコテージの利用料で大きな収益を得つつ売店や体験、レンタルにより増し分売上を確保していくビジネスモデルとなっております。
■業界動向やトレンドについて
オートキャンプ市場は第二次キャンプブームにより拡大しております。
オートキャンプ白書によると、参加人口は20代〜40代で8割を占めており、7年連続で増え続けております。
オートキャンプ市場の拡大とキャンプ人口の増加の要因は大きく3つです。
①メディア、SNS、ユーチューブ
ユーチューバーや芸人の参入により認知度が高まりました。
SNSで大自然で食べるご飯や風景が拡散され、若者の参加が増えております。
近いようで遠かったキャンプをより身近に感じることのできる環境になったことが一つの要因です。
②コロナウイルスの影響
ソーシャルディスタンスや3密回避等の条件をクリアしており、換気も必要のないレジャーとして一気に注目を集めました。
一度揃えたキャンプ道具をまた使用したいという思いと一度味わった大自然での非日常体験をまた経験したいとリピートされることが多いです。
③グランピングブーム加速
グランピングとは魅力的(グラマラス)とキャンピングを組み合わせた造語です。
気軽に魅力的で贅沢なキャンプが出来ます。
美味しい料理に綺麗な景色、大自然に囲まれ、その様子が映えると女性の参加が一気に増加しました。
■オートキャンプ場運営に向いている方、おすすめの方
オートキャンプ場運営は、以下のような方におすすめです。
・大自然の中で仕事がしたい方
・付加価値をつけられる想像力をお持ちの方
・準備や管理が得意な方
・アウトドアや体を動かすのがお好きな方
■成功のポイントは?
オートキャンプ場の成功のポイントを押さえていきます。
①自然を利用した付加価値をつける
冒頭にもご紹介した通り、キャンプ場の主な収益源は利用料とその他の増し分売上になります。
都心からのアクセスや利用料の価格設定もとても重要ですが、そこでしか出来ないサービスを考え価値をつけて提供していくことが大切です。
例えば海が近いのであればマリンスポーツや海が利用できるサービスを提供したり、綺麗な川が近くにあるならテントサウナが利用できるサービスを提供し、川を水風呂として代用してい頂く等そこにしかない魅力を考え有効活用していくことが大切になってきます。
②お客様目線のサービス
お客様が快適に過ごせる空間、設備等充実させていきましょう。
お客様が手ぶらでも楽しめるように売店やレンタル品を揃えておくこともリピートに繋がります。
③WEBマーケティング
オートキャンプ場はホームページからの集客とサービスの拡散、魅力のプロモーションが大切になってきます。
日々の様子やサービスを継続的にアップしていったり、ホームページからの予約システムを充実させることをおすすめします。WEB上で予約を完結させることで人件費の削減に繋がります。
またお客様自身に施設の良さ、景色、魅力を拡散して頂き、拡散して頂いたお客様には特別特典を与える等の工夫をしましょう。
認知度を高めていくことで新規顧客の開拓に繋がります。
④経費削減
支出にこだわりを持って運営していかなければ利益は残りにくいです。
人件費、光熱費、通信費、修繕費、保険料、広告宣伝費等支出が大きいです。
特に人件費は大きな割合を占めます。スタッフの手間がかからず、お客様自身が楽しんで作業できる構造だと利益も残りやすいです。生産性の向上と無駄を省く意識を持つことが重要になります。
新規事業をご検討されている皆様にお役立ちできれば幸いです。