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〜技術力とニーズにあった靴づくりが鍵となる靴製造小売業〜

■靴製造小売業のビジネスモデル

1.外注型

企画デザインを主な業務とし、制作は個人の職人や国内外工場に外注するビジネスモデルです。場合によっては、一部を自社内製造とし、一部を外注にするケースもあります。大手メーカーの下請けとなっている既存の靴製造会社も多くありますが、新規参入には障壁があるため、オリジナルブランドを立ち上げる方が容易でしょう。

2.オーダーメイド型

社内の職人が製造の工程全てを手がけるのがオーダーメイド型です。オーダーメイドの靴は1足あたりの単価が高いですが、完成までに時間がかかります。そのため、利益率を上げるためには、制作中も販売を続けられる主力外の商品を用意する方法もあります。例えば、皮靴をメインとして製造している場合、ベルトや財布などの小物も同時に販売できます。

■靴製造小売業の取り巻く現状

1.婦人靴の売り上げ減少が著しい

靴業界の売上において、多くの割合を占めるのが単価が高い婦人靴です。総務省の「家計調査」によると、ここ数年においては一般家庭における婦人靴の収出は2012年の年間7,315円から2020年には4,377円へ著しく減少しています。一方男性靴も2012年の3,553円から2020年の2,905円円と緩やかに減少しています。背景には、男女ともにカジュアルで低価格な靴の人気が増えていることが考えられます。

2.次世代の職人育成に注目

靴製造の技術を持つ職人の高齢化に伴い、若い世代の職人の育成が課題となっています。日本には靴作りの専門学校が少なく、若い人が学べる機会が少ないのも靴製造業界の改善点と言えるでしょう。一方で、不景気の長期化に伴い手に職をつけたい若い人が靴職人を目指すケースも増えています。職人への弟子入りの積極的な受け入れや、工房でセミナーを開く等の活動が次世代の職人の育成につながるでしょう。

3.市場はカジュアル嗜好の傾向

経済産業省生産動態統計によると、2020年の革靴の販売金額は19.0%減の551億円でした。近年では、ビジネスでもインフォーマル化が進んでおり、ファッション業界全体にカジュアル嗜好の傾向があります。また、健康志向の高まりもあり、スポーツシューズやスニーカーが人気を集めています。

■おすすめの方

靴製造小売業がおすすめの方は、以下の通りです。
・靴職人の技術を持っている
・こだわりの強い製品を売りたい
・トレンドにあった製品を考案できる

上記のような方々は、技術力とニーズにあった製品製造が求められる靴製造小売業の経営を成功できるため、おすすめのビジネスモデルです。

■成功のポイント

1.高品質にこだわる層をターゲットにしたオーダーメイド

靴は人によっては嗜好性の非常に高い商品であり、高級なものでは数十万円の価値が付くものもあります。人の足は千差万別なため、デザイン性の好みだけではなく健康面からオーダーメイドの靴を選択する人もいます。そのため、高品質にこだわりを持つ層をターゲットとし、固定ファンをつけることができれば、安定した利益を出し続けることが可能です。

2.広告宣伝に力を入れる

インターネットの口コミサイトやSNSなどでの広告宣伝は、オリジナルブランドの認知度を高めるのに役立ちます。新規顧客を集客したい場合には、オーダーメイド品であっても明確な価格設定を提示することが大切です。

3.企画に力を入れる

製造だけでなく企画の売り込みができる靴製造会社は、メーカーや小売店双方から求められる存在となります。情報収集に力を入れ、自らオリジナル商品を企画し企業に売り込んでいくことで、受注を積極的に受け利益向上につなげられるはずです。

参考:
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/seidou/result/ichiran/08_seidou.html#menu9

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