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〜ジャンル特化と正確な価格査定が大切なアンティークショップ〜

■アンティークショップのビジネスモデル

1.実店舗型

仕入れてきたアンティーク家具や雑貨などを店舗で販売するビジネスモデルです。
アンティークショップの場合、特定のジャンルの愛好者やコレクターが集まるため、立地条件にあまり左右されないのが特徴です。また、実店舗の中にもフランチャイズと個人経営型があります。

フランチャイズは経営がマニュアル化されており、本社のサポートを受けられるのがメリットな一方、個人経営型はオーナーの好みに特化した経営ができることがメリットです。

2.ネットショップ型

アンティークショップ業界でもネットショップの波が広がっています。ネットショップ型は、アンティークのビジュアルを好む層が主なターゲットです。
そのため、輸入家具や雑貨などのネットショップが比較的多いです。

ネットショップは、楽天やAmazonなどのECショッピングモールに出店する方法と、自身でECサイトを立ち上げる方法があります。

3.カフェ併設型

アンティークショップとカフェには非常に高い融和性があります。カフェが併設されているとアンティークを眺めたいだけの人も足を向けやすく、滞在時間が長くなると購買意欲を高める相乗効果があります。

アンティーク商品のジャンルによっては、集客力を高め利益率を上げることができる方法となります。

■アンティークショップの取り巻く現状

1.古物商許可が必要

中古品を販売する際は、古物商免許の取得が法律によって求められています。
古物商免許とは、盗品の売買を防ぐための免許制度で、営業の際には帳簿記録の義務や警察協力義務があります。無許可営業を行なった場合、3年以下の懲役または100万円以下の罰金という重い罰則があるため注意が必要です。

2.専門知識収集が必要

仕入れの際に贋作や盗品などを間違えて仕入れてしまった場合、損失は大きなものとなります。そのため、鑑定や価格知識、防犯に関する情報は絶えず収集しておく必要があるでしょう。
国内外にはアンティークやヴィンテージの鑑定、価格評価を行う次のような機関があります。

・一般財団法人東京鑑定評価機構
・東京都古物商防犯協力会連合会
・サザビーズ 東京オフィス
・東洋陶磁学会

わからないことがある場合は、このような専門機関の情報を参考にしましょう。

3.事業者数・販売額共に回復傾向にある

環境省の経済センサス活動調査によると、骨とう品小売業の年間商品販売額は2007年の822億円から2012年の531億と一時期下降傾向を見せましたが、2016年には613億まで回復しています。
事業者数も2007年は3213店舗から2012年は1818店舗に下降、2016年は1900店舗まで回復しています。

■おすすめの方

アンティークショップがおすすめの方は、以下の通りです。

・特定のジャンルの価値査定に知識がある
・フットワークが軽い
・物を大切に扱う

上記のような方々は、ジャンル特化と正確な価格査定が鍵となるアンティークショップの経営を成功できるため、おすすめのビジネスモデルです。

■成功のポイント

1.特定ジャンルに特化する

アンティークショップを成功させるためには、鑑識眼を養うことが大きなポイントとなります。
掘り出し物を見つけられる目を持っていれば、格安で掘り出し物を仕入れ、高値で売ることも可能です。

深い見識を持つためには、初めは特定ジャンルに絞り徐々に幅を広げていくと良いでしょう。また、ショップのコンセプトを明確に定めておくことは固定顧客を付ける良い方法でもあります。

2.法令を遵守する

アンティークショップの運営では、法令遵守が求められる場面があります。前述の古物商許可の他にも、扱う商品によっては次のような法律と関係する可能性があります。

・銃砲刀剣の登録
・絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律
・一般酒類小売業免許
・ワシントン条約(海外に輸出する場合)

挙げたものはほんの一例ですが、扱う商品によって関係する法令がないかどうか事前に確かめておくことは大切です。

参考:
https://www.env.go.jp/recycle/circul/reuse/confs/workshop_24-09/mat03.pdf
https://www.env.go.jp/recycle/H30_reuse_research_report_1.pdf#page5

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