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〜海外会社との差別化がポイントとなるデータ入力代行業〜

■データ入力代行業のビジネスモデル

1.定常データ登録の受託

管理システムの導入により、定常的にデータのマスタ登録を必要とする企業からの受託が1つ目のビジネスモデルです。例えば、会員数が多いサービスを提供している企業などは、データ登録だけでも膨大な業務量を要するため、他の業務も抱える正社員スタッフの労働コストを裂けない状況です。そこで、データ入力代行会社のサービスを利用することで、業務の効率化を図る企業は少なくありません。

2.紙資料のデータ化委託

アンケートやイベント参加者の名刺など、紙ベースの資料をデータ化する仕事にもニーズがあります。データ化の目的は、データ管理や省スペースのためなどです。この業務は比較的単純なもので、経験や技術を必要としないため、単発的な依頼となる場合が多いです。ただし、近年では海外へ発注するケースも多く見られるため、競争率の高いビジネスモデルとなります。

■データ入力代行業の取り巻く現状

1.海外委託が増えている

データ入力の仕事は国内でもアルバイトや派遣スタッフが担うことが多い職種でしたが、近年ではさらに人件費の安い海外への委託が増加傾向にあります。海外のデータ入力代行会社が得意とするのは、アルファベットや数字など日本語力を必要としないデータ、また多くの人が必要なマンパワーを使った業務です。

その一方で、日本国内の常識に則った業務が難しいというデメリットもあります。2008年社会保険庁が年金記録「旧台帳」1,466万件の入力作業を行った際、20万人~25万人分のデータのやり直しが必要となり、結果として余分なコストがかかったという実例があります。原因は外国人作業員が、姓と名の分け目を間違えたり、旧字体やひらがなを読み取れなかったことによるものです。
このように、海外委託はコスト面でのメリットはありますが、国内での入力代行業にも一定のニーズが現存するといえます。

2.情報セキュリティの必須化

2003年の個人情報保護法の制定後、各分野の企業において情報セキュリティに対する意識が高まり続けています。そのため、セキュリティ方針が不明確・不十分なデータ入力代行会社は業務受注が困難になっています。内部の情報管理体制の構築やプライバシーマークやISO27001の取得などは、必須項目といえるでしょう。また、情報管理体制を内外に明確に説明するための社内整備も不可欠です。

■おすすめの方

データ入力代行業がおすすめの方は、以下の通りです。
・情報処理能力の高い人
・セキュリティ意識が高い人
・自社のセールスポイントを作り企業へ売り込める人

上記のような方々は、海外会社との競争が熾烈になっているデータ入力代行業においても、自社のメリットを打ち出すことができるため、おすすめのビジネスモデルです。

■成功のポイント

1.国内企業のメリットをアピール

データ入力代行業を成功させる大きなポイントは、海外会社との差別化です。人件費などのコスト面は海外会社に太刀打ちできないかもしれませんが、国内で日本人スタッフが業務を行うことには独自のメリットがあります。例えば日本語名の読み方など、日本人としての常識を説明する必要のない国内委託では、より精度の高い入力を行えます。このような「国内品質」をアピールすることで、質の高いサービスを求める企業からの受注が見込めるでしょう。

2.セキュリティー面の強化

セキュリティー面の強化は、データ入力代行会社としての信頼を高めるものとなります。第三者機関の認証として認知度の高いプライバシーマークやISO27001などの取得は必須となるでしょう。また、資料の対面受け渡しや紙ベースの廃棄方法の提示などで安全性をアピールすることもできます。

3.公的機関からの受注を狙う

官公庁や自治体はデータ入力関連の業務の発生が多いため、こうした公的機関からの受注を狙うのも良い方法です。公的機関からの入札案件は、官報などで公表されます。また、入札情報をタイムリーに提供するサービスなどもあるため、情報収集はまめに行うなら好条件の案件受注を期待できるでしょう。

参考:https://j-net21.smrj.go.jp/startup/guide/service/service38.html

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