「Uber Eats」や「出前館」を筆頭に、コロナ禍の影響も受けて今宅配サービスが注目を集めています。宅配サービスはどのような事業で、市場はどのようなっているのかをここではみていきます。
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宅配サービスとは
宅配サービスとは利用者がネット上から注文した飲食店の商品を自宅まで配送するサービスのことを指します。サービスの種類として、利用者と飲食店を繋ぐプラットフォームを提供するにとどまる事業者と、プラットフォームの提供のみならず飲食店から利用者の自宅まで商品の配送を行う事業者があります。また、対象となる飲食店についても、事業者にもよりますが、大手チェーンから個人営業のお店まで幅広い飲食店が対象となっています。
宅配サービス事業の動向
宅配サービスは2016年にアメリカから「Uber Eats」が進出したことで日本に浸透してきました。特に気軽に食事を取りたい若者層への浸透が進みました。そして、コロナ渦を受けて「巣ごもり需要」が増加し、現在も堅調に市場を伸ばしています。
宅配サービス事業の市場
次に宅配サービス事業の市場を、弊社が行った宅配サービス事業の市場調査を元にみていきます。
まずは、宅配サービスの利用人数です。市場調査を通じて、利用率が30.4%という結果になったため、これを日本の15~64歳人口と掛け合わせると利用人数は約2,261万人であることがみえてきます。
次に利用頻度をみてみると、「年に1回かそれよりも少ない」と回答した利用者が1番多くなった一方、「ほぼ毎日」~「年に1回かそれよりも少ない」という利用者がそれぞれ一定数いることが分かりました。
最後に、利用額をみていくと、平均利用額は2,166円という結果となり、ここから利用者は少し割高になっても便利に美味しい物を食べることを優先してサービスを利用していることがみえてきました。
まとめ
ここまで宅配サービス事業についてみてきました。宅配サービス事業は近年のコロナ渦に伴う「巣ごもり需要」の時流に沿った事業です。なので、今後はコロナ渦が終った後もどのように事業を伸ばしていけるかが注目されます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。「このコラムで紹介したデータの詳細を知りたい」「宅配サービス市場に関してより理解を深めたい」という方は「市場調査レポート2022 宅配サービス」を下記からダウンロードいただければと思います。
執筆: B-search