近年の健康ブームにより注目を集めるようになった事業は多々ありますが、その中の一つに「完全食系の弁当宅配サービス業」があります。完全食系の弁当宅配サービス業とはどのような事業で、市場はどのようになっているのかここではみていきます。
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完全食系の弁当宅配サービスとは
完全食系の弁当宅配サービスとは、健康維持に必要な栄養素を全て含んだ「完全食」の
弁当を自宅まで届けるサービスのことを指します。近年の健康ブームの中で、忙しい現代人が効率よく必要十分な栄養素を得ることができるとして「完全食」が注目を集めるようなりました。そして、その「完全食」関連の事業として、近年のフードデリバリーの潮流と掛け合わせて「完全食系の弁当宅配サービス」が登場しました。今では、若者から高齢の方まで健康を意識している幅広い層の方に活用されています。
完全食系の弁当宅配サービスの市場
次に完全食系の弁当宅配サービスの市場を、弊社が行った完全食系の弁当宅配サービスの市場調査を元にみていきます。
まずは、完全食系の弁当宅配サービスの利用人数です。市場調査を通じて、利用率が5.4%という結果になったため、これを日本の15~64歳人口と掛け合わせると利用人数は約401万人であることがみえてきます。
次に利用頻度をみてみると、「年に1回かそれよりも少ない」と回答した利用者が1番多くなった一方、「ほぼ毎日」~「年に1回かそれよりも少ない」という利用者がそれぞれ一定数いることが分かり、利用者によって利用頻度に差があることがみえてきました。
最後に、利用額をみていくと、平均利用額は1,666円という結果となりました。一方で利用額の幅では750円~999円の中で回答した人が1番多くなりました。この結果は、30代以下では低単価での利用が多い一方、40以上では高単価の利用が多いことに起因していると考えられます。
まとめ
ここまで完全食系の弁当宅配サービスについてみてきました。完全食系の弁当宅配サービスは近年の健康ブームとフードデリバリーの潮流を掛け合わせた時流に沿った事業です。今後はどのように細分化されるニーズに対して応えていけるかが注目されます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。「このコラムで紹介したデータの詳細を知りたい」「完全食系の弁当宅配サービス市場に関してより理解を深めたい」という方は「市場調査レポート2022 完全食系の弁当宅配サービス」を下記からダウンロードいただければと思います。
執筆: B-search