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新規事業コラム
2022.09.16

令和時代に注目すべき新規事業~結婚相談所編~

近年、未婚化や晩婚化が社会問題として深刻ですが、そのような中で「結婚相談所」にも注目が集まっています。結婚相談所とはどのような事業で、市場はどのようになっているのかここではみていきます。

結婚相談所とは

結婚相談所とは結婚を希望する未婚の男女を引き合わせて、結婚に至るまでのサポートを行う事業のことを指します。利用者には「仲人」と呼ばれるアドバイザーが付き、男女のマッチングから、対面での引き合わせ、交際~結婚期間の相談を一貫して受けることができます。ビジネスモデルとしては、入会段階から成婚段階に至るまでの各段階でマネタイズを行い、収益を得るシステムになっています。

結婚相談所の動向

結婚相談所は「産めよ増やせよ」政策の影響を受けて、なんと1940年代には登場していました。そんな結婚相談所はまた近年注目を集めるようになっています。その理由としては未婚化・晩婚化に表れているように「結婚できない男女」が増えていることが挙げられます。各種政府データをみてみると、「恋愛・結婚」できない理由として「良い巡り合わせがない」「そもそも出会いがない」という回答が多数を占めます。そのような背景の中で、「良い巡り合わせの機会」「出会いの機会」として結婚相談所に需要が集まっているのです。

結婚相談所の市場

次に結婚相談所の市場を、弊社が行った結婚相談所の市場調査を元にみていきます。
まずは、結婚相談所の利用人数です。市場調査を通じて、利用率が3.6%という結果になったため、これを日本の15~64歳人口と掛け合わせると利用人数は約267万人であることがみえてきます。
次に利用頻度をみてみると、「年に1回かそれよりも少ない」と回答した利用者が1番多くなった一方、「2・3日に1回」~「年に1回かそれよりも少ない」という利用者がそれぞれ一定数いることが分かりました。
最後に、利用額をみていくと、平均利用金額は3,701円という結果になった一方、10,000円以上の利用者も多数を占める結果となりました。これはマッチング~成婚までの過程で、どこまで進んだかで支払額が変わってきているからだと推測されます。

まとめ

ここまで結婚相談所について解説してきました。結婚相談所は「良い出会い」の機会として、未婚の男女から需要を集めてきていました。今後も少子化の傾向が強まり、恋愛・結婚にまつわるビジネスが関心を集める中で、どのような形で市場が発展を遂げていくか注目されます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。「このコラムで紹介したデータの詳細を知りたい」「結婚相談所市場に関してより理解を深めたい」という方は「市場調査レポート2022 結婚相談所」を下記からダウンロードいただければと思います。

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執筆: B-search

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