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新規事業コラム
2022.09.15

令和時代に注目すべき新規事業~料理教室編~

「習い事」をテーマにした事業は多数存在しますが、その中の一つに「料理教室」があります。料理教室とはどのような事業で、市場はどのようになっているのかここではみていきます。

料理教室とは

料理教室とは講師が受講者に料理をレクチャーする教室のことを指します。レクチャーする料理やそのレクチャー形態は様々なものがあります。料理であれば基本的な和食・洋食・中華からデザートやパンなど特定のテーマに特化したものまで幅広い種類があります。形態であれば、集団形式や1on1形式、更には男女が出会いを目的におきつつ、楽しみながら料理を学ぶ「料理合コン」のようなものまで存在しています。

料理教室事業の動向

料理教室は元々、「結婚前の花嫁修業のため」に通う人が多く、女性の利用者が多い傾向にありました。しかし、現在では男性であっても自炊や家事で料理をする人が増えているため、男性の料理教室利用者も増えています。そのような動向も踏まえて、「男性のみを対象とした」料理教室も出てきています。また、近年の動向として「オンライン」の料理教室も出てきています。「コロナ渦」や「オンライン化」の時流を受けて、今後もオンラインの料理教室の利用者は増えていくと予想されます。

料理教室事業の市場

次に料理教室事業の市場を、弊社が行った料理教室事業の市場調査を元にみていきます。
まずは、料理教室の利用人数です。市場調査を通じて、利用率が9.6%という結果になったため、これを日本の15~64歳人口と掛け合わせると利用人数は約714万人であることがみえてきます。
次に利用頻度をみてみると、「年に1回かそれよりも少ない」と回答した利用者が1番多くなった一方、「2~3日に1回」~「年に1回かそれよりも少ない」という利用者がそれぞれ一定数いることが分かりました。
最後に、利用額をみていくと平均で2,426円という結果となり、利用者は一般的な習い事やジム通いと同じ相場感で利用していることがみえてきました。

まとめ

ここまで料理教室事業について解説してきました。料理教室は女性中心から男性へ、そして「花嫁修業」のような固い目的から「合コン」のようなカジュアルな目的へと領域を広げてきました。そして今後もどのように領域を拡大し、市場を発展させていくのかが注目されます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。「このコラムで紹介したデータの詳細を知りたい」「料理教室市場に関してより理解を深めたい」という方は「市場調査レポート2022 料理教室」を下記からダウンロードいただければと思います。

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執筆: B-search

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