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新規事業コラム
2022.09.15

令和時代に注目すべき新規事業~パーソナルトレーニング編~

従来のスポーツジムの利用は個人での利用や集団でのレッスンがメインでしたが、近年はトレーナーのワンツーマン指導を受けることができる「パーソナルトレーニング」の形態も登場し注目を集めています。パーソナルトレーニングはどのような事業で、市場はどのようになっているのかここではみていきます。

パーソナルトレーニングとは

パーソナルトレーニングとはスポーツジムにおいてトレーナーとワンツーマンで指導を受けることができるサービスを指します。指導を個別に受けられるだけでなく、カリキュラム自体も完全オリジナルなもので受けることができます。また必要に応じて個人に沿った生活習慣のアドバイスなども受けることができます。一般的なジム利用よりも割高になりますが、2人~3人で指導を受けることも選択でき、それにより費用を抑えることも可能になっています。

パーソナルトレーニング事業の動向

パーソナルトレーニングは元々アスリートやセレブ向けのサービスでした。しかし、2013年に「ライザップ社」のパーソナルトレーニング事業が一躍話題になると、継続のしやすさや、成果の出やすさからたちまちパーソナルトレーニングは人気となりました。今では多くのスポーツジムでパーソナルトレーニングが行われています。

パーソナルトレーニング事業の市場

次にパーソナルトレーニング事業の市場を、弊社が行ったパーソナルトレーニング事業の市場調査を元にみていきます。
まずは、パーソナルトレーニングの利用人数についてです。市場調査を通じて、利用率が6.0%という結果になったため、これを日本の15~64歳人口と掛け合わせると利用人数は約446万人であることがみえてきます。
次に利用頻度をみてみると、「年に1回かそれよりも少ない」と回答した利用者が1番多くなった一方、「ほぼ毎日」~「年に1回かそれよりも少ない」という利用者がそれぞれ一定数いることが分かりました。
最後に、平均利用額をみていくと、3,607円という結果になり、利用者はスポーツジムを個人で利用する額よりも若干割高になってもワンツーマンで丁寧な指導を受けたいと考えていることがみえてきました。

まとめ

ここまでパーソナルトレーニング事業について解説してきました。パーソナルトレーニングは従来のスポーツジム利用の新しい形として登場し、注目を集めています。「オンラインフィットネス」の登場などスポーツジム業界の細分化が進んでいますが、その中でパーソナルトレーニング事業もどのように展開されていくか今後も注目されます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。「このコラムで紹介したデータの詳細を知りたい」「パーソナルトレーニング市場に関してより理解を深めたい」という方は「市場調査レポート2022 パーソナルトレーニング」を下記からダウンロードいただければと思います。

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執筆: B-search

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