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新規事業コラム
2022.09.14

令和時代に注目すべき新規事業~ドッグカフェ編~

近年のペットブームを背景に新たなペット事業の形の模索が進められています。その内の一つにドッグカフェがあります。ドッグカフェとはどのような事業で、市場はどのようになっているのかここではみていきます。

ドッグカフェとは

ドッグカフェとは犬を同伴することができるカフェのことを指します。普通のカフェではできない犬と一緒に触れ合いながらのカフェを楽しむことができます。また、ドッグカフェには、カフェに来ている飼い主同士がざっくぱらんに交流することができる側面もあります。そのため、交流やコミュニティ作りを目的に来店する利用者も多くいます。

ドッグカフェの工夫

ドッグカフェの内部は通常のカフェ機能に加えて、犬を同伴することができるように様々な工夫がされています。例えば、店内にドッグランが併設されていることがあります。店内にドッグランを併設させることで、飼い主だけではなく一緒に来た犬もリラックスすることができるのです。また、店内の物販を充実させて、ペットショップ機能も備えることにより、利用者の利便性を高めているのです。中にはカフェ独自のオリジナルブランドを確立し、競合と差別化を図っている例もあります。

ドッグカフェの市場

次にドッグカフェの市場を、弊社が行ったドッグカフェの市場調査を元にみていきます。
まずは、ドッグカフェの利用人数です。市場調査を通じて、利用率が4.7%という結果になったため、これを日本の15~64歳人口と掛け合わせると利用人数は約349万人であることがみえてきます。
次に利用頻度をみてみると、「年に1回かそれよりも少ない」と回答した利用者が1番多くなった一方、「2・3日に1回」~「年に1回かそれよりも少ない」という利用者がそれぞれ一定数いることが分かりました。
最後に、平均利用額をみていくと、2,254円という結果になり、多くの利用者は、通常のカフェ利用よりも少し割高になっても、ドッグカフェの付加価値に魅力を感じ来店していることがみえてきました。

まとめ

ここまでドッグカフェについて解説してきました。ドッグカフェは通常のカフェに対して、犬と一緒にカフェを楽しむことができることや飼い主同士の交流が生まれることに付加価値をおいてきました。また、ドッグランの併設や物販により、差別化を図っている事業者もあります。このようなドッグカフェですが、コロナ化でペット産業自体が堅調なこともあり、現在の時流に即した事業であると言うことができます。なので、既存のペット事業やカフェ事業に行き詰っている事業者様にもぜひ参入を検討いただきたい新規事業なのです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。「このコラムで紹介したデータの詳細を知りたい」「ドッグカフェ市場に関してより理解を深めたい」という方は「市場調査レポート2022 ドッグカフェ」を下記からダウンロードいただければと思います。

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執筆: B-search

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