~修理にSIM販売を組み合わせて、スマートフォン向けサービスを拡張~
■どんなビジネスモデルか
SIM販売を組み合わせたスマホ修理とは、どのようなビジネスモデルでしょうか。
①スマホ修理は、低価格と時間短縮に特化したビジネスモデル
スマホ修理は、電波法改正により第三修理業者の登録が認められたことによって登場したサービスです。「すぐに」「安価で」「データ交換を避けたい」スマートフォン利用者のニーズに応えたサービスとして人気を集めるようになりました。
正規の店舗に修理を依頼すると、時間と費用がかかります。修理の時間を短縮し、コストを下げることにより、スマートフォン利用者のトラブルを解消するビジネスモデルです。
②過当競争への対応が必要
狭いスペースを利用して未経験者でも開業できることから、スマホ修理サービスの開業は注目されています。しかし、個人事業主だけでなく、レンタルDVDを展開する大手企業などがスマホ修理のフランチャイズを展開しているため、過当競争にあります。
中古家電の販売店に併設するなど、既存サービスを拡充として展開する店舗が増えました。このような状況で、スマホ修理とSIM販売を手掛けて差別化します。
③格安SIM販売をサービスに加えることで事業を安定化
スマホ修理+SIM販売によって、ビジネスチャンスを獲得します。スマホ修理のサービスを利用するユーザーには買い替え需要があり、しかも価格は安く抑えたい意向があります。こうしたユーザーの潜在的なニーズをつかみます。
■業界動向やトレンドについて
スマホ修理は、先端技術の動向の影響を受けやすいビジネスモデルです。
従来のiPhoneは落下などによって画面が割れやすかったため、画面の交換ニーズがありましたが、iPhone 12シリーズのような最新機種では、耐落下精度が改善されています。技術革新の影響を受けやすい事業といえるでしょう。
しかし、スマートフォンは生活必需品であり、トラブルは必ず発生します。スマホ修理は今後も成長が期待されています。
■スマホ修理のビジネスモデルがおすすめの方
スマホ修理は、以下のような方におすすめです。
・スマートフォンの機能や技術を熟知している方
・接客業のマナーがあり、コミュニケーション能力がある方
・向学心のある方
技術理解はもちろんですが、トラブルを抱えて来店した利用者に対して懇切丁寧な対応が求められます。
■成功のポイントは?
最後に、スマホ修理の成功ポイントを押さえておきます。
①技術理解を基盤に的確な問題の特定ができること
スマホ修理に持ち込まれるトラブルは、画面の破損から基盤の故障、iOSやAndroidとアプリの不具合まで多岐に渡ります。技術理解はもちろん、来店者とのコミュニケーションにより、何が問題になっているのかを発見し、特定できることが必要です。
②インターネットと地元の両側面から集客
スマホ修理の依頼者は、一般的に自宅もしくは職場や学校の周辺の店舗で探します。Googleマイビジネスに登録し、マップやエリア情報で表示されやすくすることが大切です。利用者の評価によって信頼を得られます。
その他、店舗のサインを工夫したり地域情報誌に広告を出稿したり、地元で注目されやすい方法で集客します。
③常に先端情報をウォッチする
スマートフォン関連の最新情報を常に注目しておきます。メーカー別の違いや、同一メーカーにおける機種別、製品の年代別の機能を比較するなど、スマホ修理に持ち込まれる機種全体の把握が必要です。
iPhoneの修理に特化して、専門性を打ち出す選択肢もあります。
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