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【銭湯】新規事業立ち上げの為の4つのポイントを徹底解説!

ポイント①グランピング業界の市場規模と業界動向について

銭湯はどのようなビジネスモデルでしょうか。

①市場規模

銭湯の市場規模は約720億円となっています。本来は国民の生活向上を目的につくられたものですので行政も協力的です。
固定資産税の減額があったり、水道代が安かったり、補助金が出たりします。
通常よりも優遇された金利での借入も可能です。

②業界動向

全国的に銭湯は厳しい経営を強いられている現状があります。
1996年時は9000件近くあった銭湯も今では半分以下になっています。そんな中でもしっかりと収益を上げ、利益を出している銭湯も増えてきております。また近年は銭湯経営に一つの改革が起きています。経営者の若返りによる手数の変化です。過去のやり方、考え方に捉われない新しい経営をしています。温浴だけを楽しんで頂くのではなく、様々な発想で顧客が飽きない手数を打ち収益を上げています。

ポイント②銭湯のビジネスモデルについて

収益構造

銭湯経営には、大きく分けて2種類の収益源があります。まず1つ目は入浴料です。銭湯の入浴料は、都道府県ごとに上限が設けられている。例えば、2019年10月時点で東京都は大人470円(税込み)である一方、山形県の場合は大人300円(税込み)だ。この上限以上の料金は設定できないため、より多くの売り上げを得るには利用客を増やすことで売上を押し上げます。

2つ目の収益源は、入浴以外のサービスです。例えば、タオルやシャンプーの貸し出し、サウナの利用などで利益を得るのが一般的です。入浴料とは違いこちらには特段の制限は設けられていません。上記2つの収益源によって得られた入浴料から水道代や電気・ガス代などの費用を差し引くことで1ヵ月あたりの利益が出る仕組みです。

集客方法

主に、SNSやネットを活用した集客方法がメインとなります。近年若年層を中心にサウナが流行っていることもあり、若年層を効果的に取り込むためWEB施策をします。具体的にはHPのSEO対策・MEO対策・ポータルサイトへの掲載・比較サイトへの掲載・SNS発信などを行っていきます。

ポイント③銭湯事業立ち上げ手順と注意点

注意点は主に2つあります。

①入浴料金の上限決定
最大のデメリットとなるのが、入浴料金の上限が設定されている点です。一般的なビジネスならば自身の商品やサービスに自由に値段設定できます。そのため、デザインやサービスなどを工夫すれば少ないコストで高額な商品・サービスを販売し、大きな利益を手元に残すことが可能です。一方で銭湯経営では、入浴料を上限以上に高くすることはできないので顧客単価をサウナや貸し出し事業・隣接事業を展開することで単価を上げ売ることが重要です。

②毎月多額のコストがかかる(損益分岐点が高い)
収益を伸ばしにくいだけでなく、毎月多額のコストがかかる点も銭湯経営に負担になります。銭湯の経営では、水道代やお湯を沸かすための燃料代、ガス代、電気代、人件費などあらゆる費用がかかります。水道代は国からの補助により大幅に安くできるものの、燃料代や電気代、人件費などだけでも月に10万~20万円程度の費用はかかるので安定した集客・既存客のリピーター化が必要です。

ポイント④銭湯事業必要な費用

イニシャルコスト

必要初期費用としては、約1億円~1億8000万円前後となっている。内訳は場所:東京23区内・施設面積:70~100坪・坪単価:100万円・敷地購入費:7000万円~1億円・建設費:6000万円~8000万円

ランニングコスト

月の経費は、人件費・光熱費・修繕費等がかかる。他の事業と比べランニングコストをかなりかかってしまいます。特に光熱費・人件費がかかります。上記のモデルでは、月の経費合計:55万円と推測されます。その内訳は:月アルバイト代:30万円・月光熱費:10万円・月修繕費用積み立て:10万円・その他雑費:5万円となっています。

成功のためのポイント

銭湯運営の成功ポイントを押さえていきます。

①常連の顧客を大切にする

常連の顧客の生活の一部になるような施策や管理が必要になります。
銭湯では常連の顧客で収益が得られ、運営が成り立っていきます。

新規顧客を開拓することも重要ですが、それは常連の顧客がありきの話になります。
しっかりとした安定的な収益を得る為にも常連の顧客を意識した施策や管理を行いましょう。

例えば日替わりの浴槽をつくったり、物販を充実させたりしていき、常連の顧客に日々変化を感じてもらえると飽きのこないお店になっていきます。
常連の顧客を安定して集客できるようになったら新規顧客の開拓をしていく流れがおすすめになります。

湿気がこもりやすいのでカビが生えない様に毎日しっかりと清掃し清潔を保つことも重要です。
綺麗で気持ちのいい空間を提供できるように管理面もしっかりと行うようにしていきましょう。

新規事業をご検討されている皆様にお役立ちできれば幸いです。

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