■どんなモデルか
日本全国に約56,000店舗、利用者は年間150億と言われているコンビニエンスストアはどのようなビジネスモデルか解説します。
①チェーン店のFCオーナーとして経営
コンビニエンスストアの多くは、FCに加盟をしたオーナーがお店を運営しています。オーナーは、本部からノウハウ、出店地を受け低コストでお店を開業することが可能です。
販売ノウハウを学んだオーナーが店舗運営をおこない、本部が商品マーケティングを請け負います。
②顧客のニーズに合わせた商品を仕入れ
コンビニに来店する利用者のニーズに合わせて、陳列する商品のラインナップを検討します。顧客のニーズを満たすために本部が商品製造・流通をおこない、店舗に配送します。
③暮らしの不便を解消する
食料品だけでなく、雑貨や配送などのサービスや、公共料金の取り扱いなどお店に足を運ぶことで利用者の「手間」を省くことができます。
商品の他にはコピー機、ATM、イートインスペースなど時代の変化に合わせ、利便性の高いサービスを提供しています。
■業界動向やトレンドについて
従来は本部と呼ばれるフランチャイザーが圧倒的な権限を持ち、オーナーが不利になることも多くありました。
最近では、オーナーの裁量度が向上し営業時間を24時間に限定しない店舗も登場しています。
一方で61%のコンビニが人手不足と訴え、日本人スタッフの採用だけでなく外国人スタッフを積極的に採用する店舗も増えています。今後は外国人スタッフ採用を積極的に行う必要があると考えられます。
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/new_cvs/pdf/003_03_00.pdf
■コンビニエンスストアがおすすめの方
コンビニエンスストアの経営に向いているおすすめの方を紹介します。
・小売店販売経験のある人
・外国語が堪能な人
・マルチタスクを難なくこなすことができる人
地域住民が繰り返し利用出来るお店作りが重要です。
■成功のポイントは?
最後にコンビニエンスストアのオーナーとして成功するために必要なおすすめのポイントを解説します。
①出店先のメリット・デメリットを把握
大手コンビニエンスストアの中で、どのお店が開業に最適なのかを精査します。地域的に知名度の高いお店、競合が少ないコンビニなど、開業時の戦略を練って出店を計画しましょう。
②契約内容を精査
FC契約を検討しているのであれば、1社に限定するのではなく複数から契約を精査し、最もメリットの多いものを選択するようにしてください。
③人材確保方法を検討する
コンビニエンスストアを円滑に経営するためには、人材をどのようにして確保するのかを検討する必要があります。
人材不足に陥らないように、20代〜70代のスタッフを満遍なく採用しましょう。欠勤に備えて対策を検討することも大切です。