■どんなモデルか
国家資格である公認会計士を活かして行う、公認会計士事務所とはどのようなビジネスモデルでしょうか。
①会計・税務の専門家としてプロフェッショナルサービスを提供
公認会計士事務所は、国家資格である公認会計士の資格を有する者が、会計、税務、その他コンサルティング業務を行うサービスです。
公認会計士として登録を行っていれば、事務所を間借りして、SNSやウェブ経由で広告を打ちながらも今までの人脈を生かしてクライアントを獲得し、会計税務、その他財務に関するアドバイザリー業務、コンサルティング業務を行うことが可能です。
最近ではYoutubeを利用して知名度を上げて、事務所の集客に役立てる若手の独立会計士もおります。
②税務特化型、会計特化型、等得意分野を活かしたスタイル
会計士事務所のスタイルには、それぞれの会計士の得意分野を活かしたスタイルがあります。
例えば税理士法人での勤務経験が長く、税務業務に精通している会計士は税務業務を、アドバイザリー業務でM&Aを中心にやっていた会計士の方はデューデリジェンスなど、自分の得意分野で独立することができます
③ネットで集客が可能なビジネスモデル
公認会計士事務所は以外にもSNSやインターネットとの親和性が高く、メディアと連携して潜在的な顧客の掘り起こしが可能です。
BtoBの仕事なので、SNSで質の高い発信を行っていると、自然と集客も可能になってくるでしょう。
■業界動向やトレンドについて
会計や税務は国の制度に基づき基準の変更があったり、税務に関しては確定申告があるなど一定の需要があります。
しかしながら、これらのサービスはいままでの独立会計士が既に顧客を囲い込んでおり、新規の顧問先を獲得することがそう簡単なことではありません。
したがい、今までにない集客方法、例えばTwitterやYoutubeを通じて知名度を上げて集客に活かすことが最近の会計士事務所の営業トレンドと見受けられます。
またM&Aに関するアドバイザリー業務などの専門性の高い業務は昨今ニーズが高く引き続きトレンドです
■公認会計士事務所開設がおすすめの方
公認会計士事務所開設を経て独立会計士としてのビジネスモデルがおすすめの方は、以下の通りです。
・営業マインドのある方
・財務デューデリジェンス、その他税務コンサルティング業務経験者
・スマートフォンのアプリ、SNS、動画の活用が得意な方
既にコモディティ化しつつある会計サービスに関してSNSやウェブを駆使しながら集客し、サービスを拡充する能力が必要です。
■成功のポイントは?
公認会計士事務所のビジネスモデルの成功ポイントを押さえておきます。
①サービスの差別化をすること
どのようなビジネスでも同じですが、周りと同じ事をやっていても稼げるようにはなりません。
そのため普段から自分の専門性を意識して、周りの会計事務所と差別化を図ることが重要です。
②SNSでの露出
一般的に公認会計士とは、固い真面目な職業という印象があります。
そこを逆手にとり、SNSでの露出もいとわず人気者になるというスタンスでいくと集客も容易で、営業に時間をお金をかけずに成功できる確率も高まります。
③サービスの質と量の拡充
会計士事務所とはいえ、競合の事務所もあったり都心では様々な事務所やコンサルティング会社が多いです。
そこで自分の事務所のサービスの質の向上と、サービスラインの拡充を意識していけば収入も増えるでしょう。