■どんなモデルか
中古車販売業とはどのようなビジネスモデルなのでしょうか。中古車販売業のビジネスモデルを解説します。
①自動車を買い取り店頭で販売
中古車をユーザーから仕入れ、店頭で価格を自由に設定して販売します。利益を出すためには、ユーザーから自動車を安く買い取り、適切な利幅を設定する必要があります。
中古車をどのようにして仕入れて利益を出すのかが、中古販売車ビジネスでは求められるビジネスモデルです。
中古車の買取りには、目利き力が求められます。目に見えない傷や価格に影響する要因を見極め、顧客が納得できる価格を提示出来るかが重要です。
②同業者に自動車を販売
車を利用するエンドユーザーだけでなく、同業者に自動車を販売します。ユーザー向けに販売する自動車は時期によって取引数が変化するため、買い取った商品の買い手がすぐに見つからないこともあります。
同業者に販売することで、売却の回転率を高め、常に新たな商品を販売することができます。
③別事業で収益を上げる
車検サービス、メンテナンス、カーシェアリングなど、自動車を活用したビジネスに参入し、中古車販売だけでなく別事業を展開する企業もあります。
自動車販売業以外の事業を展開することで、店舗の収益を上げ安定的な運用を実現することが可能になります。
■業界動向やトレンドについて
従来は店頭で車を査定し適切な価格を提示して、自動車の買い取りをしていました。
近年では、買い取り前にユーザーがインターネットで情報を集め、自分の車の売却額をいかに高くできるのかを模索するケースが増えています。
中古車販売業として生き残るためには、中古車販売者としての目利き力、満足度を高めるための提言が求められるでしょう。
■中古車販売業がおすすめの方
中古車販売業がおすすめの方の特徴を紹介します。
・正規ディーラーの営業マンとして活躍した営業マン
・HPの設計ができるWEBエンジニア
・特定車種の目利き力のある専門家
他の中古車販売店では出来ない価値を提供できる人材が、中古車販売業では求められるでしょう。
■成功のポイントは?
最後に中古車販売業で成功するためのポイントを整理します。
①販売する車種を絞る
中古車販売業として他店と差別化を図るためには、競合との違いは何かについて明確にする必要があります。
軽自動車、SUV、ミニバンなど販売する車種を特定のものに絞り差別化を図りましょう。
差別化を図り、品質の高い中古車を販売することで多くのユーザーから口コミで認知度が高まり全国各地からの需要が期待できます。
②顧客へ提供できる付加価値は何かを考える
顧客にどのような価値を提供できるのか、お店の付加価値について検討してください。中古車販売業の鉄則でもあった「自動車を安く買い取り、高く売る」だけでは、収益があがりません。
買取価格を高く設定して回転率を上げる、カスタマイズ車も積極的に買取するなど、顧客にプラスアルファを感じる施策を検討しましょう。
③販売経路を増やす
店頭販売だけでなく、インターネット販売、ネットオークション、事業者向けの販売など、販売経路を増やします。販売経路を増やすことで、新規客の獲得に繋げます。
販売経路を複数解説するだけでなく、インターネットを活用して情報を発信し、自社のブランディングをおこないましょう。